<状況・背景>
支援先企業様では、新規のBtoC向けプロダクト開発案件を進めていた。
企画・開発側それぞれにPMがいたが、いずれも若手のPMがアサインされており、新規開発案件は未経験であった。
また企画・開発双方とも、プロダクトの作りこみのみに注力しており、その他(総合テスト・移行・法務・セキュリティ・マーケティングなど)の調整や検討がおろそかになっていたため、全体の役割分担やスケジュールが不明であった。
上記に加え、スクラム開発にて進めていた開発フェーズでは、要件を固めながら開発を進めていたものの、開発完了のめどが立たず、各スプリントでのタスクの積み残しも常態化していた。
結果として、マネジメント層から見た際に、プロジェクト全体として順調か、問題が起きているのか分からない状態となっていた。
<問題点>
本プロジェクトでは以下のような問題が発生していた。
・プロダクト開発への注力により、その他のタスクが検討できていない
・スクラム開発の状況が見えていない
・全体スケジュールが見えていない
・マネジメント層への報告が十分にできていない
これらの根本的な問題として、プロジェクトの可視化に関する課題があった。
同じ顧客の別プロジェクトでの実績があり、信頼できると感じたため