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プロジェクトマネジメントとは?おすすめの本や読むときポイント
【要約】PMO導入フレームワーク
弊社創業者・高橋信也(著)「PMO導入フレームワーク~プロジェクトを成功に導く、人・組織・プロセス・ツール~」のエッセンスに、最新のPMO定義を反映した要約版です。
当社はプロジェクトマネジメントの知識と経験を有し、皆様のプロジェクトが成功するお手伝いをさせていただいております。 プロジェクトマネジメントに関する疑問や課題がある方、成功への道筋をお探しの方、どうぞお気軽にご連絡ください。お問合せはこちらからどうぞ。
※『【要約】PMO導入フレームワーク』をPDFでダウンロードできます。
本記事の読みどころ
プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを成功へ導くためにスコープ・品質・コスト・スケジュール(SQCD)等を管理することです。従業員がプロジェクトマネジメントのスキルを身につけるには、会社側のサポートも必要となります。この記事では、プロジェクトマネジメントを身につけてほしい従業員に、おすすめの本を紹介します。本の読み方のポイントも解説するため、ぜひ役立ててください。
そもそもプロジェクトマネジメントとは
具体的には、プロジェクトの要求事項を満足させるために、知識、スキル、ツール、および技法をプロジェクト活動へ適用し、組織がプロジェクトを効果的かつ効率的に実行できるようにするものです。プロジェクトの進行について計画を立て、進捗の管理やメンバーのサポートなどを行います。プロジェクトマネジメントの一般的な内容については、非営利団体のPMIが発行するPMBOKにまとめられています。
プロジェクトマネジメントに関連する本を従業員に読んでもらう際のポイント
ここでは、プロジェクトマネジメントに関連する本を従業員に読んでもらう際に、意識したいポイントを解説します。
興味がある部分から読んでもらう
スムーズにプロジェクトマネジメントを理解するには、関心がある部分から優先的に読むとよいです。プロジェクトマネジメントは専門的な知識であり、いきなり隅々まで理解できるとは限りません。関心がある部分であれば比較的理解しやすいため、まずは従業員本人が興味をもっている部分から読んでもらいましょう。
マークしながら読み進めてもらう
本から知識を得る上で、マークしながら読み進めることも大切です。漠然と読み進めるだけでは、頭に知識が残りにくいからです。重要だと感じた部分や共感した部分に印をつけながら読むと、それだけで集中力が高まります。蛍光ペンで線を引いたり、メモをとったりしてもよいでしょう。マークしてあると、後から見返したときも必要な情報を探しやすくなります。
複数の本を読んでもらう
プロジェクトマネジメントの知識を着実に身につけるためには、複数の本を読むと効果的です。複数の本を読めば、そのたびにさまざまな発見ができます。たとえば、どの本にも共通している内容は、プロジェクトマネジメントにおいて特に重要です。また、他の本には書かれていない、斬新で画期的なアイデアを得られる可能性もあります。
積極的にアウトプットしてもらう
本を読むだけで終わりにするのではなく、実践してもらうことも大切なので習慣を作りましょう。たとえば最初はうまくいかなくても、より良い行動に変わるきっかけになります。また従業員に促すには実践しやすい環境を会社側が整える必要があります。
これからプロジェクトマネジメントを学ぶ従業員におすすめの本
これからプロジェクトマネジメントを学ぶ場合、基本的な内容を分かりやすく解説している本を選びましょう。おすすめの本を紹介します。
初心者におすすめの本1:これ以上やさしく書けない プロジェクトマネジメントのトリセツ
幅広いプロジェクトマネジメントの経験がある著者が、プロジェクトマネジメントを小説仕立てで分かりやすく解説する本です。現場でのマネジメント方法が中心に扱われており、具体例が多く掲載されています。そのため、初心者でも、プロジェクトの流れや現場で必要となる実践的な手法を把握できます。
初心者におすすめの本2:マンガでわかるプロジェクトマネジメント
マンガによる図解でプロジェクトマネジメントについて学べるため、普段あまり本を読まない従業員や読書を苦手とする従業員にもすすめやすいです。重要な内容についてはテキストでも解説されており、基本的な用語や手法についても学べます。PMBOKについても触れられています。
初心者におすすめの本3:PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント
PMBOKを童話になぞらえて解説しているユニークな本です。使われている童話は、三匹の子ブタや桃太郎など誰もが知る有名なものとなっています。PMBOKに目を通すだけでは難しく感じる内容も、この本なら楽しみながら理解できるでしょう。基本的な用語とともに、考え方についても身につけられます。
初心者におすすめの本4:世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント
世界中で支持されている「Idiot’s Guides, Project Management」を日本語に訳した本です。チームをまとめるプロジェクトマネージャーにとって役立つ、さまざまなアイデアが掲載されています。プロジェクトの各段階におけるリスクについても触れられており、成功のために必要な手法やノウハウが示されています。
プロジェクトマネジメントを学び始めた従業員におすすめの本
ここでは、プロジェクトマネジメントを学び始めた従業員におすすめの本を紹介します。
学び始めにおすすめの本1:はじめてのプロジェクトマネジメント
プロジェクトの具体的なシーンを取り上げ、ドラマ仕立てで解説している本です。プロジェクトでよくある失敗を把握でき、成功するにはどのタイミングで何を考え、何を行うべきか分かりやすく説明しています。時系列に沿って流れを追えるため、プロジェクトマネジメントの知見を増やしたい、と考えている従業員に向いています。
学び始めにおすすめの本2:担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座
数多くのプロジェクトマネージャーを育成した経験をもつ著者が、実践で役立つ内容を解説している本です。目標設定、計画、実行という3つの観点について、図やケーススタディなどで具体的に説明しています。プロジェクトマネージャーとして押さえておきたい内容が網羅されているため、これからの活躍を期待したい従業員におすすめです。
学び始めにおすすめの本3:この1冊ですべてわかる プロジェクトマネジメントの基本
1冊でプロジェクトマネジメントの概要を網羅している本です。単なる解説だけでなく、実際のプロジェクトをもとにした事例も多く掲載されています。トラブルへの対応方法も豊富です。プロジェクトマネージャーとして、必要な知識をひと通り学びたいと考えている従業員に向いています。
学び始めにおすすめの本4:プロジェクトマネジメント知識体系ガイド PMBOKガイド
アメリカの非営利団体PMI(Project Management Institute)が発行している「A Guide to the Project Management Body of Knowledge」の日本語版です。プロジェクトマネジメントの世界的な標準である内容が掲載されているため、一度は目を通しておくべきでしょう。専門的な内容が豊富に掲載されており、プロジェクトマネジメントを体系的に学べます。
プロジェクトマネジメントのスキルアップを目指す従業員におすすめの本
プロジェクトマネジメントの知識がある程度あり、スキルアップを目指す場合におすすめの本を紹介します。
スキルアップにおすすめの本1:クリティカルチェーン
TOCによるプロジェクトマネジメントについて解説している本です。広い視野をもつ重要性について、小説形式で説明されています。既存の手法がうまくいかず悩んでいるなかでTOCを実践したところ、大きな成果を得られるというあらすじです。ストーリーを通し、さまざまな問題をどのように解決すればよいか学べます。
スキルアップにおすすめの本2:抵抗勢力との向き合い方
抵抗勢力へ適切に対応する方法をまとめている本です。抵抗のレベルを分け、それぞれに応じた向き合い方が示されています。抵抗勢力側の意識にフォーカスしており、プロジェクトをスムーズに進行するために効果的な対策を理解できます。抵抗勢力との関わりについて悩んでいる従業員におすすめです。
スキルアップにおすすめの本3:人月の神話 新装版
1975年から刊行されている有名な本です。著者はIBMの開発チームを統括した経験をもっており、実体験をもとにプロジェクトで問題が発生したときの対応方法について、まとめられています。プロジェクトマネージャーの役割を果たす従業員にはぜひ読んでもらいたい、ソフトウェア開発の古典です。
スキルアップにおすすめの本4:ピープルウエア
プロジェクトにおけるメンバーの重要性を説く本です。人材育成やチームの団結がもたらす効果などについて説明されています。1987年に初版が発売され、2013年には豊富な情報を追加した第3版が発売されました。計画立案や問題解決において、「人」という切り口でヒントを得たい従業員に向いています。
ベストセラーを読みたい従業員におすすめの本
ここでは、押さえておきたいプロジェクトマネジメントのベストセラー本を紹介します。
プロジェクトマネジメントのベストセラー本1:マネジメント エッセンシャル版
ドラッカーの名著である「マネジメント―課題、責任、実践」のポイントを分かりやすくまとめた本です。ドラッカーの経営学を凝縮した1冊となっており、初心者でも内容を理解しやすく整理されています。ビジネスマネジメントの原理や基本が体系的に解説されているため、知識を深めたくなったタイミングで何度も読み返すとよいでしょう。
プロジェクトマネジメントのベストセラー本2:だから僕たちは、組織を変えていける
チームづくりのノウハウを具体的に解説している本です。時代に合う組織の姿を理解した上で、実践的な手法を学べます。チームの関係性やメンバーのモチベーションに、課題を感じている場合に役立つ情報がまとまっています。プロジェクトマネジメントに限らず、ほかの役割をもつ従業員にもおすすめです。
MSOL出版のおすすめの本5選
ここでは、プロジェクトマネジメントに関するMSOL出版のおすすめの本を紹介します。
PMO導入フレームワーク
書籍を無料ダウンロードする
※『【要約】PMO導入フレームワーク』をPDFでダウンロードできます。
PMOについて必須となる知識を体系的にまとめている本です。PMOの実行やコントロールのポイントを示した24の事例も掲載しているため、実践的に学べます。
プロジェクトを絶対に失敗させない!やり切るための100のヒント
PMOのマネジメントの本質を解説している本です。基本のフレームワークとともに、場面別のプロジェクトマネジメントの具体策が掲載されているため、基本を押さえた上で知識の活用方法が分かるようになっています。
シン・トップダウン経営のすすめ
これからの時代に必要な「シン・トップダウン経営」について説明している本です。日本企業の「変革の能力偏差値」が低い理由を示し、それを打破する方法として「シン・トップダウン経営」が説明されています。時代に合う企業の変革方法が知りたい人におすすめです。
プロジェクトの成功率の高め方
日本企業のプロジェクト成功率が低い理由を解説した本です。2層構造のプロジェクトマネジメント(EPMO、PMO)とともに、それを支えるエコシステムについて説明しています。
アジャイルに困った時に読む本
ビジネス全般のアプローチ方法となっている、アジャイルのヒントがまとめられている本です。アジャイルの導入後、なかなか効果を得られないと感じている場合におすすめです。
まとめ
プロジェクトマネジメントについて学べる本は、多数あります。解説されているレベルは本によって異なるため、従業員に合わせて選ぶとよいでしょう。なかには、読み返すたびに気づきを得られるような本もあります。
MSOLは、創業2005年のマネジメント専門会社で、上場企業をはじめ幅広い業界のプロジェクト支援の実績があります。プロジェクトマネジメントの実行支援に強みがあり、DX推進に関わるものからトレーニングプログラムまで、さまざまなサービスをご用意しております。お客様の課題や予算に合わせて最適なメニューをご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
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(会社名:株式会社マネジメントソリューションズ 略称:MSOL エムソル 監修者名:福井寿和)
【要約】PMO導入フレームワーク ダウンロード
弊社創業者・高橋信也(著)「PMO導入フレームワーク~プロジェクトを成功に導く、人・組織・プロセス・ツール~」のエッセンスに、最新のPMO定義を反映した要約版です。
監修者
福井 寿和
マーケティング部 部長
株式会社マネジメントソリューションズ
外資系IT企業にてエンジニア、プロジェクトリーダーを経験した後、2013年からMSOL参画。PMOとして金融、製薬業界のITプロジェクトを支援。その後6年間の会社経営を経て、2020年から再度MSOLに参画。PMO、営業を経て現職。