情報システム部門新規立上げプロジェクト
※掲載情報は取材当時のもの
大手電力系グループ会社
- 従業員数 200~300人
- 課題 プロジェクトの目的/成果の合意形成、計画策定/妥当性確認、プロジェクト状況の見える化(定量/定性)、課題解決、リスク分析、レポーティング、意思決定状況の可視化
- 支援サービス 部門PMO
プロジェクト情報
- プロジェクト名:情報システム部門新規立上げプロジェクト
- プロジェクト人数:10人(ステークホルダーは全部門の責任者)
- フェーズ:立上げ、計画、実行
- MSOL支援人数:5人(最大10人)
MSOL支援概要(目次)
MSOLが支援した背景
お客様の状況・背景
<状況・背景>
支援先企業様には、社内に情報システム部門が存在しておらず、事業部が独自に情報システムを選定・導入し、事業部毎に管理している状況であった。
そのため、保守期限切れや脆弱性のあるシステムの利用や、システム間のデータ連携による不整合が問題視されていた。
これらの問題事象の解決や、ビジネス拡大に向け経営層肝いりで情報システム部門の新設に至ったが、社内には計画策定・プロジェクト推進が可能な人財が不足しているという状況であった。
<問題点>
本プロジェクトでは以下のような問題が発生していた。
・社内で稼働している情報システムを把握できていない
・事業部毎で管理している情報システムのインターフェースが揃っていない
・情報システム導入時のルールや規程が定められていない
・BCP/セキュリティ方針が定められていない
・計画策定できる人財がいない
・プロジェクトの推進ができていない
これらの根本的な問題として、プロジェクトの計画策定や管理など、プロジェクトマネジメントに関する課題があった。
MSOLに依頼した理由
- 他グループ会社での支援実績により信頼できると感じた
- 過去コンサルティング会社による支援が失敗しており、その経験から実行支援が売りのMSOLに魅力を感じた
- サービスのコスト感もよかった
MSOLの支援内容
具体的な支援内容
- システム棚卸を実施し、全社横断の稼働システムの一元管理を作成
- 業務ヒアリングを実施し、システム概略図(As-Is、To-Be)を作成
- システム概略図(As-Is、To-Be)を実現するための予算策定支援とプロジェクト推進
- 全社の情報システム統制のためのルール/規定作成
- 経営層へのレポーティング/意思決定支援
- 情報システム部門メンバへの教育/育成
支援効果
- 稼働システムの一元管理により、稼働しているシステムの全量が把握でき、BCP/セキュリティ対策等のリスクが可視化され、対策計画を立案できた
- システム概略図(As-Is、To-Be)により、業務と情報システムの両面から課題が抽出され、中長期的な対策計画を立案できた
- プロジェクトマネジメント支援およびステコミ対応により、計画的に対策が推進できた
- 情報システム部門メンバが自律的に情報システムを運用できる状態になった
- 経営層と事業部を巻き込み、過去に数回失敗していたシステムリプレースに成功した