プロジェクトを失敗させないヒント99『PMOの未来を知る5つのキーワード』

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    『プロジェクトを絶対に失敗させない!やり切るための100のヒント』とは

    『プロジェクトを絶対に失敗させない!やり切るための100のヒント』とは

    本記事は、プロジェクトを成功させるために必要なノウハウを、数百の支援実績経験をもとに記述した『プロジェクトを絶対に失敗させない!やり切るための100のヒント』より、 1つずつヒントをご紹介していく企画です。プロジェクトマネジメントについて、何らかの気づきを得るきっかけになれば幸いです。

    当社はプロジェクトマネジメントの知識と経験を有し、皆様のプロジェクトが成功するお手伝いをさせていただいております。 プロジェクトマネジメントに関する疑問や課題がある方、成功への道筋をお探しの方、どうぞお気軽にご連絡ください。
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    ※『プロジェクトを絶対に失敗させない!やり切るための100のヒント』をPDFまたは電子書籍でダウンロードできます

     


    今後、PMOが向かうであろう未来像について考えてみます。「グローバル」「アジャイル」「ビジネスサイド(BA:BABOK)」「チェンジマネジメント」「アウトソーシング」という5つのキーワードで表せます。

    (1)PMOのグローバル化は既に始まっている

    最初は言うまでもなく「グローバルPMO」としての進化です。各企業がグローバル化していくなかで、当然ながらPMOもグローバル化が必要になります。実際に各国で動いているプロジェクトをグローバルにマネジメントし、統括していくニーズは急激に増えています。

    (2)アジャイル開発に求められるプロジェクトマネジメント

    アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメントも同様です。アジャイル開発では管理し過ぎず、特徴である「柔軟性」「スピード」を阻害しないようにします。管理すべきプロセスの要点を押さえ、最低限のコントロールでプロジェクトを進めるべきです。

    (3)ビジネスサイドにも入り込むPMO

    これまでPMOの役割というとプロジェクト管理プロセスの構築やプロジェクトの効率的な運営が中心でしたが、近年は業務にもっと入り込んで、ビジネスアナリシスにも踏み込んだPMOが期待されています。業務も十分に理解し、プロジェクトマネジメントもできるというスーパーマンです。

    ただし、業務知識は一長一短に身に付くものではありません。そこで、BABOKのようなビジネスアナリシスの知識体系を用いながら、ビジネス側にも入っていけるようなマネジメント人材のニーズが高まってきています。

    (4)チェンジマネジメントオフィサーとしてのPMO

    PMOとしてプロジェクトを支援する際に、そこで得たノウハウを取りまとめ、全社展開してほしいという要望も多くなっています。プロジェクトの目的や形態が変容するなかで、新たな成功のノウハウをプロジェクトの標準プロセスに組み込んだり、何かに気が付かなかったリスクやうまく処理できなかった失敗を教訓として取りまとめたりしながら、他のプロジェクトの成功率を高めていきます。このような取り組みは、全社PMOやプログラムマネジメントとして実施されます。

    トップマネジメントは必要と分かっていても、なかなか文化として醸成し、定着できていないのが実情です。着実に実行していくためには、チェンジマネジメントを担うコア人材を養成し、トップダウンとボトムアップの2方向から、強い意志を持って変革していくことが重要となります。この変革のコア人材、つまりチェンジマネジメントを担う人材がPMOとして求められています。

    (5)単純業務はアウトソーシングされる時代

    プロジェクトマネジメントといっても、戦略や計画を立て、先手先手を打ってプロジェクトを円滑に進めていく仕事から、課題管理や議事録作成、はたまたパソコンの管理、会議の調整まで、幅広い業務を行っています。このようなプロジェクトマネジメントのうち、いわゆるルーチン的に進めることができる作業は、今後アウトソーシングが進んでいくと予想されます。なぜなら、ユーザー企業のPMOはより業務に精通し、ITとの橋渡しができる人材が求められるようになるからです。

    これらのキーワードは独立しているわけではなく、互いに関連し合っています。