マネジメントソリューションズ(MSOL)のナレッジやノウハウなど、プロジェクトマネジメントに役立つ情報をブログ形式でご紹介します。
プロジェクトマネジャーが制御不能に陥った際、プロジェクトの危険信号を上位組織に直訴できるのはPMOしかおりません。 指揮系統の乱れや顧客との関係悪化など、プロジェクトマネジャーの状況が悪化している兆候はいくつかあります。 PMOは、その危険信号を見逃さずに、上位組織へ助けを求めることが必要です。
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PMOがプロジェクト内の利害関係を調整して、関係者が話しやすい雰囲気をつくることは、本音ベースの話を引き出すのに有効です。しかし、PMOメンバーにベテランが多いと相談されづらく、逆に若手が多いとアドバイスを聞き入れづらいことが起こり得ます。その為、相談しやすい人材としては、マネジメント経験5~10年の人が適任であると考えられます。
プロジェクトの立ち上げや計画段階では、WBSと現実の乖離が起こり、メンバーの作業負荷が見えにくくなることが多くあります。 その際は、プロジェクト憲章やプロジェクト・スコープ記述書などの資料作成が有効です。 これらの作成をPMOが積極的に関与することで、客観的かつ各利害関係者の意見をくみ取った、網羅的な資料の作成が可能になります。
PMOの役割とは、プロジェクトマネージャーの意思決定を促すことや、プロジェクトメンバーの相談役となることです。 そのためには、会議や報告書の内容をそのまま伝えるのではなく、各チームと調整し、"現場の実情"を報告する必要があります。 チームリーダーとプロジェクトマネージャーの間の潤滑油として、「教父」のような存在となることが求められています。
プロジェクト横断管理のプログラムマネジメントを成功させるには、トップダウンのリーダーシップと、個々のプロジェクトとの密な連携の双方が必要です。 また、組織の目的と役割や、プログラムマネジメントオフィサーのキャリアの明確化を行い、長期的な視野で成果を目指すことも重要なポイントです。
PMOの存在価値を発揮するためには、管理することでプロジェクトがうまくいくことを現場に認識してもらい、PMOの必要性を納得させることが必要です。さらに、単なる管理屋に留まらないよう、プロジェクト全体を見通す目を養う必要があります。 このような取り組みでプロジェクトマネージャーやメンバーがプロジェクトの円滑な推進を感じることで、PMOが評価されるのです。"
多くの人がPMOという職業に対して抱く疑問の1つに「業界に精通しているわけではなくてもマネジメントできるの?支援するには業界の深い知識が必要なんじゃないの?」というものがあります。果たして、PMOは業界の専門知識を持っている必要があるのでしょうか?またはなくても支援可能でしょうか?プロ3人に聞きました。
PMOは単なる管理屋に陥り、現場から煙たがられてしまうケースが多くあります。 PMOの推進に当たり、現場に多くの管理負荷を与えずにプロジェクト管理標準を導入・定着させるには、「プロジェクト管理情報ネットワーク」の構築が必要です。 また、ステークホルダーマネジメントに貢献するため、課題のエスカレーションプロセスを定着させることも重要になります。
ユーザー企業では、プロジェクトマネジメントの強化が課題となっています。プロジェクトにおける問題の根源は、個人レベルのプロジェクトマネジメント力にあるのではなく、「企業として個々のプロジェクトにどれほど関与すべきか」方針が定まっていないことにあります。組織の体質強化のため、組織的プロジェクトマネジメントを行うことは有効ですが、多くの企業でうまく機能していないのが現状です。
プロジェクトとは既存のライン組織では乗り切れない課題を解決するための組織ですが、予算などの制約条件をクリアしただけで、「成功」としてしまうケースは多く見られます。視野を狭めず本来の成功を達成するためには、"プロジェクトは企業全体に関わる"ことを念頭に置き、PMOとプロジェクトマネジャーが「木を見て森も見る」マネジメントを実践することが鍵となります。
PMOの仕事は何をしているのか分かりづらく、存在価値を理解されづらいのが実状です。そんな中、プロジェクトマネジャーの”PMOに対する理解”が、PMOのモチベーションに深く関係します。プロジェクトマネジャーがPMOの存在理由を周知することが、PMOに大きな力を与えるのです。
多種多様な企業が揃うコンサルティング業界の中から、どのような理由でMSOLのPMOサービスが選ばれているのでしょうか?人と組織の観点からMSOL独自の強みを探っていきます。
数値化するのが難しいと言われているPMOの存在価値を測るには、「プロジェクトマネジャーの作業の見える化」が鍵となります。取り組むべき作業と代替可能な作業を見分け、いかに”プロジェクトマネジャーが本来やるべき作業”に専念させられるかがPMOの価値を決める重要なポイントです。
貴重なPMOのスキルや成果物を専有するのではなく、組織的に有効活用するために、PMOを“クラウド的”な共有リソースと考えることができます。PMOメンバーのリソースプールを作ることで、人的リソース不足がカバーされ、教訓やナレッジも蓄積されるというメリットがあります。
PMOに求められる重要なことは、「組織」として機能する点です。 そのためには、決して属人化させずに、"インフラ"として常に一定のサービスを提供する仕組みを作ることが必要となります。